各種検査機器

1.5テスラMRIの特徴1
MRI
MRI

MRIとは

MRIは、Magnetic Resonance Imaging の略で、磁石と電磁波の力を利用して人体の色々な内部構造を画像にする、画像診断装置の事です。

1.5 テスラって何?

現在のMR装置の多くは0.5 テスラ~1.0 テスラ(1 テスラ=10,000 ガウス。ピップエレキバンが80 ミリテスラ、もしくは800 ガウス)という高い磁場を使用しております。磁場が高ければ高いほど画質は良くなります。
八王子クリニック新町では、1.5 テスラという、現在のMRI検査機器の中で最高の解像度を持つ機種(フィリップス製MRI)を導入しております。
これにより、数有るMRI検査機器の中でも最高クラスの画質を描出することが可能となり、より診断能力が高まりました。
無侵襲または低侵襲で安全な検査です。

無侵襲または低侵襲で安全な検査です。

レントゲン写真やCTとは異なり、放射線による被曝がありませんので、安全な検査です。また苦痛もなく検査が終了いたします。

従来のMRIと比べ、格段に撮影時間が短縮されました。

撮影時間もMRI、MRA をあわせて10分程度と短時間で終了いたします。
従来のMRI機器と比べ3 割程度は撮影時間が短縮されています。
頭部単純MRI検査
T1強調画像
4分
T2強調画像 3分
フレアー画像 4分
T2スター画像 4分
拡散強調画像 30秒
頭部血管MRI検査
頭部MRA 5分
頚部血管MRI検査
頚部MRA 4分
単純MRI検査
T1強調画像 8分
T2強調画像 8分

こんな部位の検査に適しています。

目的に応じて優れた画像コントラストが得られます。また骨や空気による悪影響がないため、脳や脊髄などの中枢神経系などを鮮明に診断できます。脳幹部もまたCTよりも非常に良く描出されます。
また、関節等の動きの少ない部位の撮影が得意です。

肝・胆・膵・腎・脾

血液検査だけではわからないような肝臓がんの発見が可能です。

脊椎、頚椎等

MRIでは、CTの様に骨を映し出すことは出来ません。
しかしながら、骨周辺の腱・神経組織を描出することにおいて、CTよりも優れています。
脊椎、頚椎の病気としては、代表的なものとして腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが挙げられますが、その診断にはMRI撮影は欠かせません。

頭部・頚部

頭部血管は勿論のこと、頸部血管まで立体的に描出。従来のMRI よりさらに画像がよくなっております。
T1強調画像、T2強調画像

T1強調画像、T2強調画像・・・・・・・・・・セットにして撮影

体内の組織はそれぞれ固有のT1値、T2値をもっているので、その組み合わせで組織を特定することができます。たとえば、T1強調画像では水は黒く、脂肪は白く写ります。また、一般にT1強調画像では解剖学的構造を明瞭に捉えることができ、T2強調画像では多くの病変が白く写るので、病変の拾い出しに有効です。


T2強調画像の撮影法(FSE)

従来、T2強調画像の撮影法としては Spine Echo (SE) という撮影法が主流でしたが、より短時間(約 4-5 分) で撮影できるFSEが最近の主流です。FSEはより巧妙な撮影法で、高速化できた詳細についてはエコートレインやK-space などのキーワードにより解説されます。SE 法と FSE 法では脂肪や出血の描出のされ方が若干異なりますが、病変の信号強度パターンはほとんど同じです。


フレアー画像

フレアー画像(FLAIR)

Fluid Attenuated Inversion Recovery の略です。
簡単に言うと水を黒くしたT2強調画像です。脳室や脳溝に接した病変も明瞭に描出できます。脳梗塞のMRI撮影時にはルーチン撮影法の一部として用いられています。同様の方法を使って脂肪を黒くした STIR (Short TI Inversion Recovery) という撮影法もあります。


拡散強調画像(Diffusion)

体内の拡散 (ブラウン運動) を画像化したものです。拡散の低下した場所が白く写ります。超急性期の脳梗塞を描出できるので注目されています。


T2スター画像

T2スター画像

新旧を問わず微小な出血を描出することができます。主に無症候性脳内出血(かくれ脳内出血)の判別に用いられます。


MRアンギオ

MRアンギオ(頭部及び頚部MRA)

MRによる血管撮影の事をいいます。CTでは血管撮影を行うために造影剤の使用は不可欠ですが、MRIでは造影剤を使用しないで血管撮影を行うことができます。



さまざまな方向からの撮影が可能です。

縦、横、斜め方向と、任意にさまざまな断面で撮影が出来ますので、脳の下のほうや脊髄・関節の中などを見ることができます。また3 次元の画像も得意です。

全身の撮影が痛みを伴わずに検査が可能。

頭部、頸部は勿論のこと、冠動脈、大動脈などの循環器領域、肝臓、胆のう、膵臓などの各臓器、腰椎、頚椎などの骨など全身が撮 影可能です。また、撮影自体は寝台に数秒横になって頂くだけですので、特に体への負担はありません。

造影剤を使わずに血管撮影が可能です。

CTによる血管撮影検査では造影剤の使用が不可欠でした。
MRI検査では、造影剤を使わなくても、あるいは最小限の造影剤で大きな血管に関する撮影が容易に可能です。(MRアンギオグラフィ)これにより、今までは不可能だったさまざまな検査が可能になりました。
心臓の冠動脈撮影

心臓の冠動脈撮影

従来では、冠動脈(心臓の血管)を詳しく調べるために足の付け根(大腿動脈)から細い管を入れ、造影剤を流して撮影する心臓カテーテル検査が不可欠でした。一週間程度の入院が必要で、カテーテルが血管を突き破ったり、血の塊りが飛んで他の血管に詰まったりするなどの生命にかかわる危険性を伴う、高リスク検査でした。
当院では、心臓カテーテル検査なしで動いている(心拍)心臓の冠動脈撮影が可能となりました。しかもCTのように造影剤を使用することなく、冠動脈の狭窄等が分かります。
高速度の撮影技術により、心臓の拡張と収縮の動きにあわせて「拍動する心臓と冠動脈」をリアルタイムで鮮明に映し出すことができます。患者様は寝台に寝ているだけで結構です。