各種検査機器

その他検査の解説
四肢脈波

血液脈波(脈波図検査)

手足の血圧の差で血管のつまり具合、手足の血流到達速度の差で血管の硬さが分かります。心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度のことで、脈波伝幡速度(PWV)と呼ばれます。血管が硬いほど、その速度は速くなります。
足首と上腕の血圧の比(ABI)を測定することで血管の狭窄の程度がわかります。健常人の場合、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が脂質等で詰まったりすると、血流が悪くなり上腕の血圧より低くなりABI の値が低くなります。

超音波検査(エコー検査)

超音波検査 画像3
超音波検査 画像4

心臓超音波検査

主に心臓の機能を診る検査です。心筋の動き(収縮)や大きさ、弁の状態、逆流の有無、血行動態を観察します。それにより、弁膜症、心筋梗塞、先天性心疾患などが分かります。
超音波検査 画像2

頸部超音波検査

超音波検査により、頚部血管の壁厚や狭窄や閉塞、また血流速度などを調べます。また頸動脈にプラーク(動脈の血管壁に沈着した脂肪の塊)があると脳血栓や脳梗塞の原因になりますので、プラーク素材の有無を超音波検査にて判別する必要があります。
超音波検査 画像1

腹部超音波検査

腹部超音波検査では、肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓、脾臓などの腹部5臓器を調べます。なかでも胆石や胆のうポリープ、腎臓結石、更には早期肝臓がんの発見に有用です。特に胆石は症状がないにも関わらず、人間ドック等で発見される場合も多いのが特徴でもあります。

乳腺超音波検査

医師の視触診や自己触診では発見できないしこりなどを、超音波により調べます。特に超音波検査はマンモグラフィーと違い、放射線被ばくがなく、痛みがないのが特徴であります。
また、若い女性に見られるような乳腺密度の濃い方に対しては、マンモグラフィーよりも、乳腺超音波検査の方が適しております。

デジタルX線

今までの単純レントゲン検査機器に代わる新しい検査機器です。
従来のX線検査機器と比べ、放射線量が低減されました。
また、デジタル化したことでフィルムレス化が可能となりました。
デジタルX線

心電図検査(安静時、12誘導)

心臓が動くときの電気信号(活動)を波形に表したもので、
不整脈や心筋梗塞、心肥大などがわかります。
心電図検査

呼吸機能検査(スパイロメーター)

肺から出入りする空気の量をはかって、肺の働きを調べます。
マウスピースと呼ばれる筒を口でくわえ、鼻をつまみ、呼吸する簡単な検査です。
肺活量や吸気量、呼気量などを調べます。
スパイロメーター

呼吸機能検査(スパイロメーター)

重心動揺計検査とは、測定器の上で開眼時と閉眼時の体の揺れ具合を調べるバランスの検査です。検査時に「めまい」や「ふらつき」を感じていなくとも、近日中に起こした可能性があるかどうかまで調べる事ができます。健常人データとの比較で「めまい」「ふらつき」の原因が、内耳や平衡神経(耳鼻科領域)なのか、中枢性(脳神経領域)なのかを検査致します。
重心動揺計

腫瘍マーカー検査(がんの血液検査)

腫瘍には良性から悪性まで多くの種類がありますが、中には特異的な物質を産生する腫瘍があります。そのような物質のうち、体液中(主として血液中)で測定可能なものが、いわゆる「腫瘍マーカー」として臨床検査の場で使われています。
項  目 基準値 検査内容









CEA

5.0以下 ng/m?

主に消化器癌,肺がんで上昇しますが、良性の腫瘍や前立腺肥大でも上昇します。

αFP

10.0以下 ng/m?

消化器癌、特に膵臓、胆のう、胆管癌で上昇します。肺がんや乳癌などでも上昇することがあります。(正常組織の唾液腺、胆管、気管支腺などに存在しています)

PSA

4.00以下 ng/m?

前立腺癌で上昇しますが、良性の腫瘍や前立腺肥大でも上昇します。

SCC
扁平上皮
癌関連抗原

1.5以下 ng/m?

扁平上皮癌の細胞質に存在する蛋白で、肺,食道,子宮頸がん等で上昇します。ただ、正常な扁平上皮にも存在する為良性の疾患でも上昇する事があります。

サイログロブリン

32.7以下 ng/m?

甲状腺濾胞細胞のみで作られる糖蛋白で、ホルモンの前駆体です。甲状腺の機能が異常になると上昇するので、甲状腺分化癌,バセドウ病,甲状腺炎,甲状腺線種で上昇します。

CA125

35以下 U/m?

正常の組織(腹膜,胸膜,子宮内膜など)にも存在する糖蛋白ですが、特に卵巣癌によって産生されます。他に子宮,乳,肺,膵がんでも上昇する事があります。

CA15-3

27以下 U/m?

乳癌,卵巣癌に特異性が高いマーカーです。乳癌では初期の段階ではめったに上昇せず、進行癌で上昇する事が多いです。他に子宮内膜症で上昇する事もあります。

CA19-9

37以下 U/m?

主に肝臓,膵臓,胆道,胃,大腸がんで上昇します。他にも異常妊娠,糖尿病,膵炎,肝炎でも上昇することがあります。








NSE

10.0以下 ng/m?

肺癌の中の肺小細胞癌で高値を示し、腫瘍の診断や経過観察に有用です。
他に、両性の肺疾患や胃潰瘍などでも上昇します。

ProGRP

46.0未満 pg/m?

肺癌の中の肺小細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーです。NSEよりも早い段階において上昇するのであわせて使うと有効です。

SLX

38.0以下 U/m?

肺腺癌などの腺癌に有用な腫瘍マーカーです。その他、若年層・高年齢層・高年齢層の女性でやや高値を示すことがあります。

CYFRA

3.5以下 ng/m?

肺の扁平上皮癌、腺癌で高値を示し、腫瘍の診断や経過観察に有用です。その他、慢性肺疾患・肺結核・気管支炎・咽頭炎などでも上昇し、幅広いタイプに反応します。










PIVKA2

40未満 mAU/m?

肝細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーです。他に、慢性肝炎・肝硬変においても上昇します。

DUPAN2

150以下 U/m?

膵癌、肝臓癌、胆道癌で高値を示します。その他、慢性膵炎・慢性肝炎・肝硬変・胆石症・消化管潰瘍でも上昇します。

エラスターゼ1

300以下 ng/d?

膵癌で比較的早期に高値を示す腫瘍マーカーです。また、急性膵炎、慢性膵炎、腎不全でも上昇します。

SPAN-1

30以下 U/m?

膵癌をはじめ、胆道癌、胃癌、大腸癌などで上昇する腫瘍マーカーです。その他、加齢と共に上昇し、女性ではやや高値を示すことがあります。

NCC-ST-439

7.0以下 U/m?

男性および50才以上の女性の基準値は4.5U/m?以下。49才以下の女性の基準値は7.0U/m?以下である。膵癌をはじめとする消化器癌や腺癌、乳癌などで高値を示します。その他、良性胆道癌・膵炎・慢性肝炎でも上昇し、閉経前女性や妊娠初期にやや高値を示します。

TPA

70以下 U/?

臓器特異性が低く、主に消化器系の様々な癌において高値となります。癌の増殖活性を反映するため、他の腫瘍マーカーとあわせて使用することにより再発予知や治療経過の把握に有用です。










BCA225

160以下 U/m?

原発性進行乳癌、再発転移乳癌の場合に反応します。その他、妊娠後期に高値を示します。

CA72-4

4以下 U/m?

卵巣癌、子宮頸癌、乳癌において高値を示します。その他、胃癌や膵癌などの消化器癌でも上昇し、妊娠中・妊娠後期にやや高値を示すことがあります。

STN

45.0以下 U/m?

卵巣癌、子宮頸癌などで高値を示します。その他、胃癌、膵癌などの消化器癌でも上昇します。また、加齢とともに上昇したり男性ではやや高値を示すこともあります。

HCGβ
サブユニット

0.1以下 ng/m?

子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などで高値となる腫瘍マーカーです。その他、肺癌でも上昇します。また、子宮外妊娠・流産・早産などでは低値を示します。







p53抗体

1.30以下 U/m?

食道がん、大腸がん、乳がんに有用とされ、特に、早期がんに対しては従来の腫瘍マーカーの約10倍と格段に成績が向上しています。



呼吸機能検査(スパイロメーター)

喀痰の中の細胞を調べ、癌などを発見します。気管支,肺から喀出される痰を顕微鏡下で観察することにより癌細胞が含まれてい るか否かが分かります。特に喫煙者などによくある肺がんの内、扁平上皮がんの早期発見を目的としていますので、喫煙者や、家族に喫煙者がいる場合は有効です。

婦人科子宮細胞診検査(オプション検査)

当院では自己採取法による婦人科子宮細胞診で、ヒトパピローマウィルスや淋菌、カンジタ菌等の性感染症検査及び子宮頸がんの検査を行います。検査方法も非常に簡単で、患者様ご自身でスポンジ上検査キットを子宮口に入れて採取していただくだけです。