全身ドック

全身ドックの特徴
人間ドックを行っている医療機関は数多くありますが、本当の意味で『死因と向き合った人間ドック』となるとなかなかありません。 八王子クリニック新町では、日本人の3大死因である、癌・心疾患・脳血管疾患の早期発見・予防に有効な検査を1泊2日の範囲内で組み合わせました。
特に1泊2日コースでは、頭部から前立腺までのMRI撮影に加え、マルチスライスCTで動いている心臓の冠動脈撮影を行います。実に100種類を超える検査項目による全身ドックを受診することで、皆様の健康管理に少しでもお役立て出来る事を信じております。

死因の最上位である、がんに対し直接的な検査を行います。

肺がん検査は →

がん(悪性新生物)の死因内訳では、平成10年から「胃がん」に代わり「肺がん」が一位になり年々増加しています。2015年には肺がんの患者数が男性で11万人、女性でも3万7千人になるのではないかと予想されています。
当院の全身ドックでは、マルチスライスCTによる胸部(肺)撮影を行いますので、微細な病変までも描出することが可能です。特に一般の胸部単純X線検査と比較して次のようなメリットがあります。

  1. 直径数ミリの小さい病変までも描出することが可能です。
  2. いろいろな角度から撮影するので死角がほとんどありません。
  3. 肺癌の他、肺気腫、炎症、肺以外の病変などの診断も可能です。

詳しくは、マルチスライスCTのページをご覧下さい。

頚椎MRI、腰椎MRI 画像

順位 病名 2009年   順位 病名 2009年
総数 男性 女性 総数 男性 女性
第1位 がん
悪性新生物

344105

206,352 137,753 第1位 肺がん 67,583
(19.6%)
49,035
(23.8%)
18,548
(13.5%)
第2位 心疾患 180,745 85,543 95,202 第2位 胃がん 61,730
(17.9%)
42.685
(20.7%)
19,046
(13.8%)
第3位 脳卒中 122,350
59,293 63,057 第3位 大腸がん 42,434
(12.3%)
22.762
(11.0%)
19,672
(14.3%)
第4位 肺炎 112,004
59,889 52,115 第4位 肝臓がん 32,725
(9.5%)
21.637
(10.5%)
11,088
(8.0%)
死亡者数総計 1,141,865 609,042 532,823 第5位 膵臓がん 26,791
(7.8%)
14.094
(6.8%)
12,697
(9.2%)
悪性新生物 合計 344,105 206.352 137,753

胃がん・大腸がん検査は →

胃がん・大腸がんについては、近年の日本人の食生活の欧米化等により非常に多い病気であります。電子内視鏡が普及してからというものは早期発見がなされるようになり、以前と比べて死亡率は下がっております。
当院の全身ドックでは、胃・大腸それぞれに内視鏡検査を行います。特に胃内視鏡検査は、経鼻内視鏡(鼻から入れる内視鏡)検査です。鼻から内視鏡を挿入することにより、

  1. 今までと比べて検査中の苦痛が格段に緩和されました。
  2. 検査中に医師と会話をすることが可能となりました。
頚椎MRI、腰椎MRI 画像

子宮がん・前立腺がん検査は →

子宮がん検査(女性)

従来の婦人科検査では、内診や超音波検査、他には細胞診検査などが主流です。 特に超音波検査などで 腫瘍の疑いがあるような時には、必ずといっていいほどMRIによる画像診断を行った上で診断を行います。
女性の方向けの全身ドックでは、MRIにより骨盤腔領域を撮影、検査致します。 骨盤腔のMRI検査を行うことにより、子宮頸部、体部および卵巣、卵管などをくまなく撮影し、子宮体がんや子宮頸がん、卵巣がんなどの早期発見を行います。

前立腺がん検査(男性)

従来の前立腺がん検査では、まず血液検査(腫瘍マーカー PSA検査)を行いますが、異常値が出た場合には、直腸診、超音波検査などにより二次検査を行うことが多いです。バイオプシー(針生検)の場合は、確定診断をする上で大変重要な検査です。しかしながら検査に伴ってかなりの痛みを伴います。
前立腺のMRI検査では、痛みがなく、非侵襲的な検査であり、しかも腫瘍の疑いがあるような場合には必ずといっていいほど行う、重要な検査であります。

前立腺 画像

その他全般的に →

各種腫瘍マーカー検査を行います。(消化器がん、肺がん、前立腺がん、乳がん、卵巣がん、甲状腺がん等)

心臓疾患に対し、直接的な検査を行います。

心臓疾患検査は →

マルチスライスCTによる冠動脈撮影

最近よく言われる「働き盛りの突然死」は虚血性心疾患とよばれるもので、狭心症や心筋梗塞などにより引き起こされます。この虚血性心疾患には動脈硬化が深く影響していますが、心電図検査だけではなかなか異常を発見することが難しいといわれております。また、心筋梗塞の2~3割は、前兆が全くないまま死に至ることもあり、大変恐ろしい病気でもあります。
一般的な人間ドックでは、動脈硬化を診断する直接的な検査は行われませんでした。
当院の全身ドックでは、マルチスライスCTを使用し虚血性心疾患へ結びつく動脈硬化などの危険な因子を診断致します。これにより、

  1. 動いている(心拍)心臓の冠動脈撮影が可能となり、特に冠動脈の石灰化と狭窄がよくわかります。
  2. 患者様は寝台に寝ているだけでよく、約10秒の撮影時間の間息止めをしていただくければ結構です。
  3. ステント留置、バイパス手術後のフォローアップ検査としても大変有効です。
冠動脈画像

詳しくは、マルチスライスCTのページをご覧下さい。

心臓超音波検査(心臓エコー)

主に心臓の機能を診る検査です。
心筋の動き(収縮)や大きさ、弁の状態、逆流の有無、血行動態を観察します。それにより、弁膜症、心筋梗塞、先天性心疾患などが分かります。

詳しくは、超音波検査のページをご覧下さい。

心臓超音波検査(心臓エコー)

動脈硬化測定(血圧脈波)

血管の硬さや血管のつまり具合などの血管年齢が分かります。

動脈硬化測定(血圧脈波)

血圧、安静時心電図(12誘導)

脳梗塞、脳腫瘍などの脳卒中を検査

脳卒中検査は →

頭部MRI、頭部MRA、頸部MRA撮影

頭部MRI、頭部MRA、頸部MRA撮影

MRIの撮影方法と聞くと、MRIとMRAの2種類しかないと思う方がほとんどでしょう。実はなんと7種類もの撮影方法があるのです。
当院では、その7種類全てのMRI(T1、T2、T2スター、フレア、ディフュージョン、MRアンギオ、頚部MRアンギオ) を行い、かくれ脳梗塞やかくれ脳内出血など、通常の検査では見つからない脳血管疾患を早期に発見します。  
また、いかにすばらしい機械が導入されていても、画像を読影する医師の能力が低ければそれは評価の低いものとなってしまいます。
当院では、経験豊富な脳神経外科専門医 が皆様の検査結果を読影診断致しますので安心です。

頸部超音波(頸部エコー、別途オプション)で検査

MRI検査では分からない、頚部血管の壁厚や狭窄や閉塞、また血流速度を頚部超音波検査により調べます。また頸動脈にプラーク(動脈の血管壁に沈着した脂肪の塊)があると脳血栓や脳梗塞の原因になりますので、プラーク素材の有無を頚部超音波検査にて判別いたします。

人類が二本足で立つことによって起きた宿命的な病気、「脊髄病変」を検査します。

脊髄検査は →

頚椎MRI、腰椎MRI

人類が二本足で立つことによって起きた宿命的な病気、それが「痔」と「腰痛症」と言われております。
MRI検査では骨を診ることはできませんが、骨の周りの組織をきれいに描出することが出来ます。従って腰痛の代表的な疾患である腰椎椎間板ヘルニア(椎間板が神経を圧迫する病気)や、変形性腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎すべり症などの 腰痛症状を診断致します。一般のX線検査ではなかなか分からない神経組織を調べるのに大変有効な検査です。
また、頚椎に関しても、腰椎と同様に頚椎椎間板ヘルニアや変形性頚椎症などの診断に大変有効です。

頚椎MRI、腰椎MRI 画像

頚椎デジタルX線検査

先ほどMRIの検査では「骨」を診ることは出来ないと申し上げましたが、このデジタルX線検査にて頚椎の骨の状態を診断致します。また、頚椎がどの程度動かせるかなどの機能的な面もこの検査により分かります。

当院の全身ドックとPET検査との違いについて

項目 MRI PET マルチスライスCT
検査方法

磁気による撮影

X線により撮影

X線により撮影

検査時間 30分~1時間程度 1時間~2時間程度 10秒~20秒程度と短時間で終わる
特長
  • ・ 造影剤を使わずに血管撮影が可能(場合によっては使用することがある)
  • ・ 軟部組織(神経系統等)の撮影に強みを発揮(特に整形外科領域など)
  • ・一度に全身の検査が可能
  • ・また癌の転移などがわかる
  • ・がん細胞の活動状態を見るので、発育の早い癌の発見に有効
  • ・静かで短時間のうちに終わるので、苦痛が無い
  • ・癌の場所が、はっきりと特定可能
  • ・どの検査よりも、画像が鮮明でわかりやすい
  • ・カテーテル検査を行わずに心臓の冠状動脈の検査が行える
問題点
  • ・時間がかかる
  • ・検査空間が狭いので閉所恐怖症の方などは検査がしづらい
  • ・音がうるさい
  • ・体内にペースメーカー等がある場合は撮影ができない
癌の大きさが小さいものなどは見にくい
  • ・細かい場所や、特定の臓器を調べることは不向き
  • ・泌尿器系の臓器などには弱い
  • ・原因を特定することは難しい
  • ・全身の検査は一度に行うことができない
  • ・以前のCTと比べ造影剤使用量は減ったが、やはり造影剤を使用する

また、PET検査の場合、その検査結果の限界が近年指摘されております。

【参考資料】